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【2022年度 保護者と教職員との交流会】を開催しました!

11月26日(土)、湘南台公民館にて「保護者と教職員との交流会」を開催し、たくさんの保護者や教職員の方々にご参加いただきました。
 まずはじめに、慶應義塾大学 環境情報学部准教授であり、地震学・防災情報・防災教育等の専門家、大木聖子先生よりご講話いただきました。
地震は「対策ができる災害」であるということ。今ある避難訓練は一部の状況を想定したものでしかないこと。など地震や防災に対する意識が大きく変わった講演でした。
 またその後、保護者と教職員でグループトークをしました。
それぞれの立場で、「今、私たちが“できること” “子どもに伝えるべきこと”」などを話し合い、意見交換をすることができました。
どちらのグループも話が尽きることはなく、保護者と教職員が一緒に防災について話し合う良いきっかけとなりました。

 各グループトークの中から、皆さまのご意見、ご感想をいくつかご紹介いたします。

▽地震で命を落とすのではない。揺れによって起こる「物が落ちる、倒れる、移動する」のいずれかで命を落とすことが大半であるということ。
すなわち、物を固定して被害が起こらない環境を作れば、地震は「対策ができる災害である」ということを知った。

▽学校だけではなく、家庭でも今一度、災害時の対応について話す必要があると思った。

▽授業参観や懇談会などで防災教育について行えば、子どもと先生、保護者と一緒に学べるのではないか。

▽昔と変わらない避難訓練では対応できない部分があるということを知ることができた。

▽地震はいつ起こるかわからないことから雨天時も延期にせず避難訓練をしたり、色々な状況を想定して訓練する必要がある。
また子どもが自分自身で考え、判断し避難できるように日常的な指導が必要だと感じた。

▽新しい情報に基づき、保護者も教職員も地震に対する意識を常にリニューアルする必要がある。また地域とも連携できる体制づくりが大切だと感じた。

▽本震は勿論、その後の余震が精神的な混乱を招くことがある。余震を考えての訓練も必要だと思った。

▽心身共に成長している中学生はいざという時に大人同様の行動ができることから、中学生への防災教育や防災グッズ(ヘルメット)が必要ではないだろうか。

▽藤沢市内の学校でも子どもたちに防災ヘルメットを導入している学校がある。

▽特別支援学校や支援級では、子ども個人に合わせた対応が必要となるため、教職員だけでは人手が足りなくなる。その対応として学校からの依頼だけでは難しいので市や地域を通して、連携できたら良いと思う。

▽避難の仕方や何日も避難が続いた場合の対応に不安がある。

▽校外授業などで避難場所を確認したり、子どもたちで判断できるような指導が日頃から必要なのではないか。